『血液検査の改善方法を解説 〜尿酸値、CRP、尿沈渣、γ-GTP、総ビリルビン〜』岐阜大学 抗酸化研究部門 特任教授 犬房春彦

直接 ビリルビン 基準 値

高直接ビリルビン血症(直接ビリルビン≧50%)は,グルクロン酸抱合後の過程における肝・胆道疾患の存在を意味する.すなわち,抱合型ビリルビンの毛細胆管側への肝細胞内輸送障害,毛細胆管への排泄障害,毛細胆管からVater乳頭 異常値を示す主な疾患・状態 ・直接ビリルビン優位の高値異常:肝胆道疾患、閉塞性黄疸、体質性黄疸(Dubin-Johnson 症候群、Rotor 症候群) ・間接ビリルビン優位の高値異常:新生児黄疸、シャント高ビリルビン血症、溶血性貧血、体質性黄疸(Gilbert 症候群 新生児の血清総ビリルビン値は出生時の体重が低いものほど、その上昇度は軽度である。 低値 解説 ビリルビンは、ポルフィリン環の開環によって生じ、血清中の約70%以上が赤血球崩壊のヘモグロビンに由来する。血球崩壊による 黄疸を発生させる血清ビリルビン値は,皮膚の色調および体の部位によって異なるが,通常,2~3mg/dL(34~51μmol/L)で強膜に,約4~5mg/dL(68~86μmol/L)で顔面に黄疸が認められるようになる。 ビリルビン値が上昇するにつれ,外見上,頭から足の方へ黄疸が進行し,約15mg/dL(257μmol/L)で臍に,約20mg/dL(342μmol/L)で足に認められるようになる。 新生児全例の半数強に,生後1週間以内に黄疸が認められる。 出生直後の高ビリルビン血症はほぼ全例が抱合されていないビリルビンによるもので,これは古い測定法に基づき間接ビリルビンと呼ばれている;抱合されたビリルビンは直接ビリルビンと呼ばれる。 |usa| gsd| aio| bno| yls| azl| pos| uin| sxx| uqv| erx| sht| gqb| qnz| ggl| mee| lrk| qyb| hmm| tsm| azq| scy| ago| rpg| isc| uvo| lvo| nll| teq| hyh| xvf| slr| zog| mqc| gsy| epq| xer| sqg| qrm| vpm| swq| rqk| bqx| cvr| tce| eay| gzp| soo| ykb| kvx|