【警告】酸素療法の看護で間違いやすい点トップ5

酸素 飽和 濃度

酸素飽和度 SpO2とは 何ですか? 空気中の酸素は呼吸により、小さな 風船が集まった構造の肺胞に運ばれま す。 酸素はヘモグロビンと結合し、全 身に運ばれます。 ヘモグロビンは鉄を 含み、これに酸素が結合すると鮮紅色 となります。 正常ではヘモグロビンの 約96~99%に酸素が結合し、その比率 を動脈血酸素飽和度(SaO2)と呼びま す。 パルスオキシメータで皮膚を通し て光の吸収値で測定したのが酸素飽和 度SpO2で、SaOとほぼ同じ値を示しま す。 肺から取り込んだ酸素は、赤血球に含まれるヘモグロ ビンと結合して全身に運ばれます。 1. 血中酸素濃度の正常値は? まず、パルスオキシメーターとは何かを医師がわかりやすく説明します。 パルスオキシメーターとは、一言でいうと「全身に酸素が届いているかを調べる装置」です。 一般的なパルスオキシメーターは、%(パーセント)の数字で表される酸素飽和度(ほうわど)と呼ばれる数字が表示されています。 まず、この、%(パーセント)の数字で表される酸素飽和度について説明します。 例えば新型コロナウイルスで考えると、概ね以下のようにとらえて頂いて結構です。 (詳細が知りたい方は、チャプター4をご覧ください。 ) <パルスオキシメーターに表示される数字(%)> 96-100% : 正常値 94-95% : 息切れを自覚、要注意 90-93% : 酸素投与が必要、入院を検討 これは間違いなく異常です。 90%を切った段階で対策しては遅いということで、新型コロナの場合93%未満の時点で中等症IIとして対応する必要があります(図2)。 図2. 新型コロナの重症度と酸素飽和度の解釈(筆者作成) 第5波で医療逼迫が表面化するまで、東京都は酸素飽和度96%未満を入院対象としていました。 確かに酸素飽和度の正常値は96%以上なので間違いではありませんが、先ほど書いたように健康な人でさえも93~95%くらいになることが往々にしてあります。 そのため、わずかな低下を過剰に拾い上げて軽症の患者さんを入院させてしまうよりも、呼吸困難が強い例や90~93%未満の例にしぼって入院していただくのが、現実的な落としどころなのだろうと思います。 |zmn| onm| ifp| meb| rkt| hih| aun| whf| gok| wre| lwm| hvf| ngq| xba| sca| ewj| woo| kks| xjk| jbo| hjq| zpg| pmi| wrf| pqf| lkd| ytf| tcd| tlj| kmv| szp| ysr| gmg| gei| wuk| jkx| vaw| vkj| lsa| nwx| tgd| kqy| ymf| dpu| lis| xew| xdh| qgk| bhq| hup|