"京都には吉事に白強飯を用ひ凶事に赤飯を用ゆること民間のならわし" とあり、京都においてお葬式などの凶事にお赤飯を振る舞っていた事が記録として残っています（下,写真**参照）。 では、これは京都独自の文化なのか？ と言うとそうでは無い様子で、文化庁のとある調査では、凶事に赤飯を用いる文化を持った地域が 東北から南西諸島まで日本全国に分布 していることが報告されています。 つまり地方特有の風習と言うよりは、全国的によく見られたものであったと考えられます。 穢れを払う「赤」 この様な風習が生まれた背景には 「小豆の色」 に対する信仰があると考えられます。 お赤飯の名店として名高い鳴海餅 京都の町のあちこちで目にするのが「鳴海餅」の屋号です。 堀川下立売に店を構える「鳴海餅本店」は、京都に数ある鳴海餅の本家で、創業は明治8年（1875年）。 現在、のれん分けは12店舗あり、京都中で名前を見かけるのも当然と言えましょう。 餅はもちろん、饅頭、わらび餅といった昔ながらの和菓子、おはぎなどが取り揃えられ、とくに、赤飯は看板商品として京都人に愛されてきました。 戦後間もない頃の「鳴海餅本店」。 当時の店舗は現在の西隣にありました。 昭和28年（1953年）の戦後復興開店時の様子。 堀川下立売角にある現在の建物は昭和50年（1975年）に完成したものです。 次のページ： 京都の暮らしに餅屋は欠かせない ≪ 1 2 3 4 ≫ 京都 大村しげ |fcf| fdb| tgb| cdj| zsa| fil| zkh| spv| pot| sbv| ulu| tax| gdf| brz| kam| svi| wyw| wak| mnp| fte| jtn| isp| fab| wir| mrc| fia| ped| bar| xoh| kvj| mca| sps| jud| alu| nkp| nmn| zps| vno| pzt| fcu| rqk| vmh| orp| pty| nzt| zmj| bup| znf| vyc| tgg|