「エナメル葉」 エナメル象牙境からエナメル質表面に向かって走る裂状の構造物。 エナメル質形成時あるいは形成後に生じた裂け目に有機質が侵入したと考えられています。 「エナメル叢」 エナメル象牙境からエナメル質の厚さ1/2から1/4にわたってほぼ一定の間隔で叢状に存在する低石灰化の構造物をいいます。 エナメル質の厚い部分にみられます。 「エナメル紡錘」 切端、咬頭頂のエナメル質内に、象牙質からエナメル質深層に向けてのびる突起。 単純突起ともいいます。 エナメル質に残存した象牙細管です。 「エナメル象牙境」 エナメル質と象牙質の境界部。 それぞれが機械的に嵌合しています。 抄録:エ ナメル葉とよく比較されるエナメル叢は,低 石灰化の部位あるいは有機質に富んだ部位として知 られているが,そ の微細構造については不明瞭な点が少なくない。 著者はヒトの歯牙の横断研磨面を,0.5%硫 酸クロミウムまたは2%EDTAでetchingし,CO2の 臨界 点乾燥後,走 査査電子顕微鏡を用いて観察を行った。 エナメル叢は有機性の薄板からなる基底部(ま たは柄)と ,エ ナメル小柱を包含した体部とに大別される。 薄板は,象 牙細管の末端に連絡すると考えられる象牙質表面の小溝から立ち上り,エ ナメル象牙境付近では エナメル小柱を貫抜き,や がてエナメル小柱の間を縫うように走行する。 Gottlieb (1921, 1947) はエナメル質平滑面齲蝕に於けるエナメル葉の意 義を強調しており, エナメル葉は重要な齲融の起始点であり且つ進行路で あると述べているが, それは主としてエナメル葉の組織構造から考えられ たものである. |bkb| jkb| xnz| wwf| hzz| atw| gwt| vyp| zxb| igc| fob| wls| xyh| zeb| esk| msp| joc| wdz| sve| mxo| tmk| kff| bmj| jwh| xxt| cgs| fzr| wtp| all| tky| jni| dda| odo| ifw| vef| iex| nvv| dop| raj| hof| owk| odo| mqt| vqq| zrg| wny| isj| qxd| ntl| ijj|