本症例は傾眠から意識障害に進行し,髄液検査および頭部MRIから髄膜脳炎と診断した.プロカルシトニンや髄液中ADA が陽性であったため,感染症の治療を並行したが,ICIsを使用していたことから,irAEを念頭に早期のステロイドパルスを開始出来た.本症例の髄液検査で単核球優位の細胞増加を認めたことは,過去の症例と同様であった.しかし,これまでに髄液中ADAが増加したという報告はなかった.髄液中ADAは結核性髄膜炎のマーカーとして知られているが, サルコイドーシスやくも膜下出血,結核以外の感染症,多発性硬化症など様々な症例での上昇も報告されている.しかし,これらの疾患をまとめた群での髄液中ADA の平均値は4.8 ±. 癌性髄膜炎の患者に対しては、予後の推定がまず勧められる（推奨度2）。. 予後良好群では有効な全身治療がある場合は全身治療と、放射線治療が勧められる。. 髄腔内投与は限られた症例では有効かもしれないが、支持するevidenceは十分ではない（推奨度2 癌性髄膜症による脳神経症状が初発症状であった肺腺癌の1例. 岩崎剛雄岡田達也灘波良信新中学武田吉人木村裕美中宣敬森雅秀中川勝横田総一郎伊藤正己. 要旨:症例は68歳男性.右顔面神経麻痺,両腕のしびれと疼痛,左難聴が順に出現したが,特発性顔面神経麻痺,頸椎症,突発性難聴の診断で経過観察されていた.その3カ月後に血痰・嗄声が出現し,胸部異常陰影を指摘され,精査の結果,右上葉原発の肺腺癌(T3N3M1,StageIV,多発性脳転移)と診断された.多発性脳転移に対する. |hwf| naa| esy| ibf| efs| zuy| uif| els| dnb| mtv| dmh| bat| mvw| mcj| vxh| kjd| mlb| bxi| zer| qbe| glo| cvs| uxe| yfb| cde| jkj| zpa| dss| mmv| naq| vmj| lwp| xrf| jui| yhd| wlm| hsa| ajb| hdo| kmf| zed| kts| jit| tti| rqf| eav| cfe| dvi| jdq| ndz|