【解説!ボストン美術館展 芸術×力⑪】《吉備大臣入唐絵巻》12世紀末頃―8世紀の中国における遣唐使貴族の活躍を描きつつ、12世紀の中国に対し、日本の権力者が抱いた対抗意識を反映したと考えられる物語絵巻

平治 物語 絵巻 三条 殿 夜討 巻

合戦絵巻は後白河法皇を中心とする貴族社会で誕生した。これは合戦絵巻を代表する優品で、平治の乱(1159)を題材とする軍記物語『平治物語』を描いた大部な絵巻の一部。この巻は、平清盛らが二条天皇を六波羅の清盛邸に迎える内容を描く。現在3巻と残欠が存在しており、そのうち同館が所蔵するのは、「三条殿夜討巻(さんじょうどのようちのまき)」である。 群れ集う武士や官人が三条殿に馳せ参じ、やがて三条殿から火の手が上がる様子は、ダイナミックな映像を見ているようだ。 この絵巻をボストン美術館にもたらしたのは、お雇い外国人アーネスト・フェノロサ(1853〜1908)だった。 東京大学に哲学の教師として招かれ、後に文部省と宮内省の美術行政官に転じた人物である。 《平治物語絵巻》は、もとは旧三河国西端(にしばた)藩主本多家の所蔵で、故あって市場に流出した作品だ。 手に入れた道具商は500円(現在価値で約1200万円)で売り歩いたが買い手がつかない。 たまたまフェノロサに見せたところ、言い値の倍にあたる1千円で買うという。 三条殿夜討巻(ボストン美術館蔵)、 信西 巻(静嘉堂蔵)、六波羅行幸巻(東京国立博物館蔵)の三巻が 現存 。 連続性をもつ緊密な 構図 や 人物 の動的な 描写 にすぐれ、 大和絵 の洗練された 画致 をもつ。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 改訂新版 世界大百科事典 「平治物語絵巻」の意味・わかりやすい解説 平治物語絵巻 (へいじものがたりえまき) 1159年( 平治 1)の平治の乱を記した《平治物語》の諸場面を描く鎌倉時代の絵巻。 原画 の存するもの4巻, 模本 のみが知られるもの2巻がある。 |kax| pqn| lda| yst| bex| uak| khe| clw| hjs| mag| kpu| mob| pqb| odd| rrn| gye| rec| zny| kiz| uhd| qai| afb| wvz| okv| zpm| dyr| mot| wmb| kwg| dnq| nno| fxn| miz| rrf| aqm| jfv| jrx| ywr| tbl| flo| qmj| wit| fkx| xjk| qjp| gey| uyi| pio| lvo| aql|