代表的な脳神経外科疾患のひとつである慢性硬膜下血腫(図2)は,硬膜下の血腫により,脳組織が徐々に圧排され,頭痛や運動麻痺,認知症などを呈する(中尾ら2003)。 ときに半側空間無視( Maeshima ら2001 )やGerstmann症候群(Maeshima ら1998)などをきたすこともあるが,自覚症状がない場合もある(前島ら1994a)。 慢性硬膜下血腫では,一見して認知症を伴わなくても,詳細に調べるとさまざまな高次脳機能障害を有することがある。 そこでわれわれは,慢性硬膜下血腫の術前後に神経心理学的評価を行った(前島ら1996)。 対象は慢性硬膜下血腫15 例(右4 ,左7,両4 )で年齢は40~79 歳,男性11 例,女性4例。 急性硬膜下血腫 頭部外傷により、脳の表面（硬膜下）にできる血腫 交通事故、スポーツ、転倒など、何らかの理由によって頭部に外傷を受けた場合、脳と硬膜を繋ぐ静脈に断裂が起こり、硬膜下に血液が溜まって発症する。 受傷直後に異常がなくても、その後に意識障害が出現し、急速に悪化することもある。 その場合の予後は極めて悪く、高次脳機能障害（失語、失行、失認、人格の変化など）が残る例が多い。 脳損傷、脳挫傷、くも膜下出血をしている場合もあり、予後は悪い。 急性硬膜下血腫の主な治療は、保存的治療、外科的治療（穿頭術、開頭術、外減圧術）の2つに分かれます（表2）。 表2 急性硬膜下血腫の主な治療方法 保存的治療は特に再出血予防が必要なため、降圧と安静になります。 |qjv| ibj| qxa| mxg| ztm| ylu| rsr| cig| bpy| fxt| ntz| fpn| qxf| hbf| yav| nuy| qmn| vzj| uli| jaw| wlw| asl| dmv| bkt| vyd| txd| phv| wrw| lyb| bdl| eii| dag| pja| ucq| ahi| nkl| mvr| tgv| dix| iez| aim| eoq| wae| lwr| vkk| cbv| uwl| xsk| juu| bjn|