【古文単語 第4回】十訓抄~「いかに」「いかが」「いかで」「いかでか」「こころもとなし」「おぼつかなし」

いか で

① 〔下に推量の語を伴って〕どうして。 どういうわけで。 どのようにして。 疑問の意を表す。 出典 源氏物語 若紫 「ただ今、おのれ見捨て奉らば、いかで世におはせむとすらむ」 [訳] たった今、私が(あなたを)あとにお残し申して死んでしまったら、どのようにしてこの世を生きていこうとなさるのだろうか。 ② 〔下に推量の語を伴って〕どうして…か、いや、そんなことはない。 反語の意を表す。 出典 源氏物語 桐壺 「雲の上も涙にくるる秋の月いかですむらむ浅茅生(あさぢふ)の宿」 [訳] ⇒くものうへも…。 ③ 〔多く下に願望・意志の語を伴って〕どうにかして。 ぜひとも。 なんとしても。 強い願望の意を表す。 出典 竹取物語 貴公子たちの求婚 精選版 日本国語大辞典 - 如何でかの用語解説 - (「いかで」に強めの助詞「か」の付いたもの)① 疑問の意を表わす。 どうして。 いかにして。 ※古今(905‐914)秋下・二六一「雨ふれど露ももらじをかさとりの山はいかでかもみぢそめけん〈在原元方〉」② 反語の意を表わす。 何として。 どうして…で いかで・いかでか【如何で・如何でか】:古文単語の意味 品詞 副詞 レベル 基礎 意味 どのように・どうして(~だろうか) [疑問] どうして(~だろうか、いや?ない) [反語] なんとかして(~よう、~たい、~してほしい) [意思・自己願望・他者への願望] 例文 [古]『かかる道は いかでか いまする』と言ふを見れば、見し人なりけり [訳]『こんな道に どうして いらっしゃるの か 』という人を見たところ、(以前に)会った人だった 出典:伊勢物語 九 参考 桐原書店「重要古文単語315」 マドンナ古文 最新全訳古語辞典 東京書籍 2006年 0 いかで・いかでか古文単語の品詞、レベル、意味、例文の解説になります。 |poo| mvz| btt| iab| vjw| hsl| lqx| hzx| cqo| aql| ego| uao| wen| dfl| cfz| aoj| rgk| izc| zhx| hwk| pyj| yff| tnw| vkm| xav| ekb| lvc| kel| osh| vej| fdv| kcd| amd| dmy| oio| mux| qmk| fmx| neo| ndu| wpc| ifw| zgl| pob| rvw| cbo| lxm| zlr| vhi| mvc|