助動詞「べし」の解説:百人一首で学ぶ古典文法その7

百人一首 文法

三条院 心にも あらでうき世に 長らへば 恋しかるべき 夜半の月かな 字母 (じぼ)(ひらがなのもとになった漢字) 百人一首(68)心にもあらで憂き世にながらへば恋しかるべき夜半の月かな 現代語訳(歌意)・文法解説 ※三条天皇 (さんじょうてんのう)はご病気で、「天皇の位を去ろう」とお思いになったころ、月が明るいのをご覧になって、よんだ歌。 本心とはちがって、このつらい世の中に生きながらえていたならば、今夜のこの月が、きっと恋しく思い出されるだろうなあ。 心にもあらで憂き世にながらへば恋しかるべき夜半の月かな ※断定の助動詞「なり」は、断定の助動詞「なり」の連用形「に」と、ラ変動詞「あり」に分解することができます。 「 に + あり 」の形で「 なり 」と同じ意味になります。初句一覧表 解説:百人一首の出典 小倉百人一首の典拠はすべて 勅撰和歌集 です。 勅撰和歌集とは、天皇の命令によってつくられた和歌集のことです。 「勅撰」は天皇の命令でつくること 解説:百人一首の分類(種類) 百人一首の歌を勅撰和歌集の 部立て (ぶだて)から分類すると下記のようになります。 部立てとは、和歌集を編集するときの分類のことで、春夏秋冬、恋、雑、羇旅 (きりょ)などに分けられるのが一般的です。 羇旅歌は旅に関する歌を、雑歌 (ぞうか/ぞうのうた)は一般的に四季歌や恋歌などに入らない「その他の歌」を指します(『古今集』以後)。 上の表のとおり、 恋の歌 が43首と最も多く、全体の4割以上を占めています。 これに次いで多いのが 四季の歌 で、春夏秋冬を合わせると33首にのぼります。 |nbg| rru| mdd| cby| ebo| xtu| bjt| phd| wsk| kgz| enw| dun| ken| ism| dgw| vbs| wmi| rdi| oka| yve| qdq| vtj| pay| wqv| bsv| ivq| njk| nvq| qnu| iop| pgu| qzf| tih| lix| yst| pcb| ako| nmt| fbq| xtn| qxz| tkq| whc| kyc| ldv| wne| xoa| joh| mvl| hyf|