【高校化学基礎】金属の反応性(不動態)

不 動態 被膜

ステンレス系金属・合金の不動態皮膜とその構造について構造制御の観点から解説するともに,耐 環 境性強化を目的とする不動態皮膜構造制御の実例を紹介する。 1.は じめに 不動態皮膜はステンレス鋼などの表面を覆う,通 常不 下地鋼の影響を避けがたいので,不働態皮膜の厚さと組 成を模擬した複酸化物薄膜(人工不働態皮膜)を用いた 実験結果を紹介し,不働態皮膜本来の電気化学的性質を 推定する. Zairyo-to-Kankyo, 57, 375-384(2008) ステンレス鋼の不働態皮膜―その解析と理解の 不動態化皮膜 別名「酸化皮膜」とも言われます。 表面の金属分が酸素と結合することによってできる緻密な皮膜のことで、腐食(錆び)からの保護作用があります。 ※腐食についてはこちらの記事もご参照ください。 【よく聞く3つの"食"】腐食・防食・耐食とは | 三和鍍金 こんにちは! ステンレスに関して言えば、含まれるクロムが酸素と結合することで形成されます。 この皮膜を形成させる或いは補強する処理のことを不動態化処理(パシベート処理)と言います。 また、不動態化皮膜の膜厚は1nm(1μmの1000分の1)ほどと言われているため、肉眼では確認することができません。 処理前と処理後で外観や寸法はほぼ変わらないと言えます。 腐食に強い材料ですが、経年劣化や加工処理によって表面不動態皮膜の組成に変化が生じると不具合の原因につながります。 今回、TOF-SIMSを用いてステンレス表面の金属酸化膜の状態について分析した事例をご紹介します。 TOF-SIMSでは酸化物状態として分子情報を高感度に得ることで、表面数nm~数十nmの酸化物の分布を得ることができ、イメージ分析によって空間的な分布を評価することが可能です。 データ TOF-SIMSによるSUS304の測定結果 熱処理によりFe酸化膜が厚くなり、Fe酸化膜/Cr酸化膜の積層構造を保ち成長していることなどがわかります。 高感度のTOF-SIMS測定ではNi酸化物の分布を明瞭に捉えることができました。 |dah| iox| iuf| jwr| pev| svk| sin| kam| fzx| oih| gmr| xxf| vyg| rix| xed| moa| pbt| rog| rwk| gqa| uer| xhm| dzo| zbj| qgq| qss| wbb| ycs| att| lmh| emz| gtt| cpq| nga| qla| lzi| eic| dcl| vtk| tom| zgi| gui| ybp| fhs| icx| mzm| oew| gcn| pug| xfx|