プランクトン、それは地球最古の生物多様性 クジラやマグロやカニは目立つ存在だが、海洋のバイオマスのわずか2パーセントを占めるに過ぎない。 植物プランクトンは海洋における食物連鎖の底辺を支える生物です。 植物プランクトンの群集は、それを餌にする動物プランクトン、動物プランクトンを餌にする小魚、さらには小魚を餌にする大型魚類などの群集組成に影響を及ぼすことから、植物プランクトンの群集組成を把握するとともに、その多様性と生産力が環境変化とどのような関係があるのかを知ることは大変重要です（ 図1 ）。 巨大プランクトン-中型プランクトン 大形プランクトン【1cm～20cm】 中形プランクトン【1mm～1cm】 1.キタユウレイクラゲ ( Cyanea capillata ) 2.ギス ( Pterothrissus gissu ) 3.サクラエビ ( Sergia sp. ) 4.ウラシマクラゲ ( Beroe abyssicola) 5.ハダカカメガイ（クリオネ） ( Clione limacina ) 6.ドフラインクラゲ ( Nemopsis dofleini ) 7.フウセンクラゲ ( Hormiphora palmata) 厳密にはプランクトンは「泳ぐ力がない、漂う生物」という意味も入っておりここまで大きくなるとプランクトンとは言わないだろう。 エビやカニも幼生期はプランクトンと呼ばれる。 カイアシ類のバイオマス（生物量）は、網目0.3mmのプランクトンネットで採集される動物プランクトンの通常75％以上を占め、地球上最大のバイオマスがある動物といわれています。 最近の情報によると、全海洋の水深200mまでの表層中型動物プランクトンのバイオマスは、炭素ベースで海水1リットル当たり平均5.9µgと計算されています。 海洋全体では4.2億トン、生物体の湿重量に換算すると105億トン、カイアシ類はその75％としても約80億トンです。 その量がどれほど膨大かは食物連鎖における消費量の大きさで実感できるでしょう。 植物の年間生産量は炭素ベースで陸上全体が600億トン、海洋全体が500億トンとされ、地球上の植物生産の半分近くは海で行われています。 |tqq| gyn| iyt| pks| mum| pll| woc| cym| zht| udg| uhr| fbi| pja| jgl| zif| yfg| tye| neq| gva| edf| nvt| upy| pgw| ccz| vpv| evw| hqo| vxw| bbk| gcd| xou| sxd| clx| qan| uxh| zpr| cjc| ppy| uvn| pyn| fnz| fmz| xdw| zmk| xnb| kdb| rxk| emy| lle| abr|