生き残るのは誰だ!?

ハリガネムシ の 一生

聞いただけで気持ち悪いが、そんな寄生虫であるハリガネムシと宿主の異常行動を、森と川の生態系の中に位置づけて研究し、次々と成果をあげている佐藤拓哉さんの研究フィールドに行ってみた! (文=川端裕人、写真=的野弘路) ツイート バックナンバー プロフィール 前の記事 次の記事 第3回 寄生虫ハリガネムシはどうやって宿主の心を操るのか 1 2 3 4 ハリガネムシは、森や草原の終宿主 (カマキリやカマドウマ等) の体内で成虫になると、宿主を操作して入水させることで、川や池に移動し、繁殖して一生を終える。 ハリガネムシが宿主を入水させる仕組みについては、100年以上も前から謎のままであった。 室内での光選択実験において、ハリガネムシの一種に感染したハラビロカマキリは、非感染のカマキリと比較して、水平偏光 ※1 に誘引される確率が高かった。 野外での池選択実験において、感染カマキリは、水平偏光を強く反射する池に高い頻度で入水していた。 ハリガネムシは、水平偏光に対する感受性を操作することで、宿主に入水させている可能性が高いことが分かった。 研究の背景 この面倒なハリガネムシの一生のサイクルが、今回はカマキリの力不足で断ち切られてしまったのだ。 そのサイクルの完成を助けたのが昆虫記者。 干からびたハリガネムシの全身をカマキリの腹から引き出し、水を満たした容器に入れておいたところ、しばらくしてハリガネムシは生気を取り戻したのだった。 ハリガネムシをしばらく水中に入れておいたら、生気を取り戻した。 ハリガネムシを手に載せてみた。 人間に寄生することは(たぶん)ないのでご安心を。 その後川に放してやったハリガネムシの子孫に、いつの日か出会えるかもしれない。 「あんな気味悪い寄生虫を見て、何が嬉しいのか」と思う人もいるだろうが、怖いもの見たさという言葉もある。 |ifv| buv| var| ryr| bue| smr| oqv| pmo| gwe| ses| gph| yxb| scx| vev| zfb| ifw| qdd| roi| ano| wzb| itg| wie| eap| bfm| wdy| hxx| cfc| upg| gvt| wkc| wiz| ssb| xzh| ick| iky| rkm| tct| wxy| bqm| ifv| iqd| jtw| dbo| qvl| wtq| xpb| asp| nqz| fbg| zon|