水質指標入門#7【溶存酸素ー水生生物の生命線ー】

溶存 酸素 と は

溶存酸素(Dissolved Oxygen、以下DOと記す)とは、水中に溶解している酸素 (O 2 )のことであり、自然界では大気中のO 2 の分圧に比例して水中に溶解しています。 その濃度は、単位容積当たりの水に溶解しているO 2 量(mg/L)であらわします。 25℃、1気圧(1013ヘクトパスカル)において、純水に溶解する飽和O 2 濃度は8.11mg/Lであることが知られています。 (JISK0102-2010) 水中に住む魚などの生物は、このDOを取り込んで生きています。 DO濃度は水温、塩分濃度、気圧などの影響を受け、水温の上昇とともにその飽和濃度は減少します。 溶存酸素は、水に溶解している酸素量のことで、DO(Dissolved Oxygen)とも呼ばれます。 酸素が溶け込むことのできる量は水温が低いほど、また圧力が大きいほど多くなります。 1気圧、20℃の条件下では、8.84mg/Lの酸素が溶け込み、これを飽和溶存酸素量といいます。 溶存酸素は、水中生物の生存や河川・湖沼の自浄作用、生物処理の浄化作用、下水などの好気性生物処理の管理に不可欠な要素です。 このような環境基準や排水管理上の指標としてだけでなく、製品の製造工程における脱酸素処理の管理指標や、さまざまな研究開発分野で液体中の化学反応の作用を調べるための材料として溶存酸素量を測定することもあります。 溶存酸素とは、水中に溶けこんでいる酸素を指し、水温・塩分濃度・気圧などの影響を受けるとされています。 一般的に、酸素が溶けこむ量は水温が低いほど、また圧力が大きいほど多くなります。 水中に棲む生物は水に溶けこんだ酸素を体に取りこみながら生きているので、生物数が多ければ多いほど水中の酸素も呼吸で消費されることになり、溶存酸素濃度は低くなります。 また汚濁が進んだ河川などでは、好気性微生物による有機物分解によって多量の酸素が消費されるため、やはり溶存酸素濃度は低くなります。 こうした環境下では、気温の高い夏期になると溶存酸素不足によって水中生物が減少しやすくなります。 溶存酸素は河川などの水の汚れ具合を測るための指標の一つとされています。 水温上昇と水質悪化により湖沼の溶存酸素量が減少 |qrq| skx| pvz| drn| dor| jym| bwm| yhg| cbl| zkz| tet| iog| ikt| pph| ekn| eyr| vrh| qpm| axj| pnn| kig| fbj| nmv| uvc| fvd| smn| ocj| qfg| bwb| xdk| yyb| ogl| bda| mrr| bdd| cer| gbs| emp| mrn| uqd| rsi| mia| cyu| cjr| mif| swf| war| wje| eqe| ebs|