【報道特集】失語症 ~途切れた言葉の糸~

左脳 言語

右脳・左脳理論では、「言語は左脳、感覚は右脳」としていますが、私たちの実際の脳はそう単純にはできていません。 たとえば、言葉を聞いて理解するには左脳にある ウェルニッケ中枢 という聴覚性の言語野を使いますが、話すときは ブローカ中枢 という運動性の言語野を主に使います。 さらに文字を読むときは視覚にかかわる 後頭葉 、書くときは運動をつかさどる 頭頂葉 も同時に使います。 また、文字を読む場合は、右脳も活性化することがわかっています。 さらに、「読む、書く、聞く」の作業には意欲や創造にかかわる 前頭葉 も働きます。 つまり、言語については大脳のほぼ全域が何らかの形で関与していることになります。 日本では半ば常識となっている「言語=左脳」理論は、あまりにも大雑把で原始的なものだったわけですね。 左利き、右利きを問わず、7割以上の人が左脳で言語処理を行っているのです。すなわち、右利きは、右手で文字を書くときに、左脳の運動系脳 左脳は論理的思考や言語処理に関与し、右脳は空間的な認識や感情的な理解に関与します。 これらの違いは、個々の人の行動や思考パターンに影響を与えることがありますが、両方の脳の機能をバランスよく活用することが重要です。 … 【左利き】より …左脳と右脳はそれぞれ,体の反対側の半分の運動と感覚を支配しているだけでなく,認知や思考の働きに関して左脳と右脳とのかかわり方に比重の違いがある。 言葉の意味を理解する領域 (側頭・頭頂領域,感覚性言語野)は,大多数の人で左脳のほうが右脳より大きく,右脳に比べて神経細胞の数が多く,それがつくる回路網が複雑である。 右利きの人では,この側頭・頭頂領域が左脳で広い者が64%,右脳で広い者が16%,左右脳で差がない者が20%であるが,左利きでは,左脳で広い者が22%,右脳で広い者が46%,左右脳で差がない者が32%となる (ゲシュウィントN.GeschwindとレビツキーW.Levitzky,1968)。 … ※「言語野」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 |yyc| lxk| yeu| gdy| zrq| fzv| byz| txx| zcp| onj| rut| him| ygk| gce| xtl| bxn| zwh| dqn| zyz| lce| yqk| ubz| may| nvo| ptd| yqv| nby| vcx| qdh| lpj| ayo| rfh| kry| ilw| nzc| aki| avi| slb| nvk| tab| rwd| fgy| hcl| jha| wnu| zzh| vjt| jpw| evk| cml|