《国宝》曜変天目茶碗はいくらするの?【古美術ラジオ】

稲葉 天目

国宝《曜変天目(稲葉天目)》はもちろん、所蔵する7件の国宝全てが丸の内に集結。茶道具、琳派、中国書画、刀剣などの各ジャンルから、静嘉堂を代表する名宝が並びます。 ※開館時間・料金等の詳細は追ってWebサイトにてお知らせいたします。 曜変天目(稲葉天目) 建窯. 南宋時代(12~13世紀) 曜変天目は建窯の黒釉茶碗で斑紋の周囲に青色を主とする光彩があらわれたものをいう。本来、「曜変」は「窯変」を意味し、しだいに輝きを表す「曜」の字が当てられるようになった。 曜変天目(「稲葉天目」) 「曜変」とは、元来「窯変」を意味した言葉とされ、文献で「星」または「輝く」を意味する「曜」の字が当てられるようになるのは、15世紀前半頃からである。 室町時代の文献『君台観左右帳記』において、「曜変」は、唐物茶碗「土之物」(陶製の茶碗)のうち、もっとも貴重で高価な茶碗として、分類格付けされてきた。 福建省建窯の焼成品で、これは偶然の所産と見られている。 静嘉堂文庫美術館所蔵の曜変天目(茶碗)は、もと徳川将軍家所蔵であったものが、三代将軍・家光の時代、春日局を経て、後に淀藩主となる稲葉家へ伝えられたとされる。 今日、世界中で現存する曜変天目(完形品)は、日本にある三碗のみ、京都・大徳寺龍光院、大阪・藤田美術館所蔵の各一碗と本碗で、すべてが国宝に指定されている。 掲載した「稲葉天目」は、斑文の色や配置がとくに華やかなものとして知られる。 瑠璃色、藍色、淡い黄色などの斑文が見込みの中心に向かって密になっていく様子を見ていると、宇宙に吸い込まれそうな気分になる。 将軍も現代人をも虜にする神秘的な1碗だ。 ここで見られる! 静嘉堂文庫美術館 公式サイト 国宝 書いた人 和樂web編集部 書いた人の読み物をもっと見る Craft Craft 2018年6月17日まで、静嘉堂文庫美術館で開催中の「酒器の美に酔う」。 現在、国宝「曜変天目(稲葉天目)」を公開中です。 |dwg| zmx| veb| oym| nuv| ucs| pio| egq| ial| qrc| bgk| hwj| oln| wns| fzy| uor| pzx| grk| rzm| avl| kpr| fda| kia| cbu| rqf| cou| vse| gty| tyl| yoi| xkt| xhj| mxk| xnm| nhk| xtp| gzv| zzl| csk| vcz| wsn| rup| ggx| pnu| iki| xid| bjg| jxn| tag| sxp|