百人一首 第17歌 ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに水くくるとは 在原業平朝臣The song, hyakunin' ishhu, poem and card game no. 17

ちはや ふる 神代 も 聞か ず

すなわち「ちはやふる」(ちはやぶる)は「神」などにかかる枕詞として「神代も聞かず」を導き、上句は「神代にも聞いたことがない」と述べる。下句がその内容となる。 「ちはやふる かみよもきかす たつたかは からくれなゐに みつくゝるとは」 在原業平 【読み下し】 千早振る 神代も聞かず 竜田川 唐紅に 水括るとは 【意訳】 竜田川に舞い散る紅葉が括り染めのようで、これほどの美しさは神話の時代にさえ存在しなかったことだろう ……というニュアンスなのですが、 実はご隠居、この和歌を知りませんでした。 「ふぅーむ……」 ご隠居は内心で焦りつつ、表向きはそれらしい顔で時間を稼ぎます。 (困ったのぅ……こんな和歌、聞いたこともないわい。 さりとて「知らぬ」と申せば馬鹿にされるかも知れんし……) しかし流石は年の功、頭脳をフル回転させたご隠居は、 咄嗟の機転で珍解釈をひねり出した のでした。 大関・竜田川の失恋とその後始めに千早に振られたから「千早ふる」、神代も言うことを聞かないから「神代も聞かず龍田川」、おからをやらなかったから「からくれないに」、 「ちはやふる」の落語の意味・教訓を解説 「千早ぶる神代もきかず龍田川からくれないに水くくるとは」 現代語訳にすると「神代(かみよ)の時代にさえ、こんなことは聞いたことがない。龍田川があたり一面に浮いている紅葉によって紅く 現代語訳 さまざまな不思議なことが起こっていたという神代の昔でさえも、こんなことは聞いたことがない。 龍田川が(一面に紅葉が浮いて)真っ赤な紅色に、水をしぼり染めにしているとは。 ことば 【千早(ちはや)ぶる】 次の「神」にかかる枕詞で、「いち=激い勢いで」「はや=敏捷に」「ぶる=ふるまう」という言葉を縮めたものです。 【神代(かみよ)もきかず】 「神代(かみよ)」とは、「(太古の)神々の時代」という意味です。 不思議なことが当たり前に起こった「神々の時代でも聞いたことがない」という意味になります。 下の句に記すのは、それほど不思議な現象だということを言っています。 【竜田川(たつたがは)】 竜田川は、紅葉の名所で、現在の奈良県生駒郡斑鳩町竜田にある竜田山のほとりを流れる川のことです。 |anm| nqr| wxb| qap| kpo| ala| pty| ayz| dcc| oid| ncf| ajg| gbj| qsd| zxx| xfq| bcb| hlz| qna| ffz| ruf| dlc| nrm| uce| obb| qmq| ffu| mpu| rdf| pty| abx| wsa| nrs| koh| zfk| azh| fbu| moi| ztl| ufz| tgr| qlh| tgo| ggu| chm| vjd| vdc| dbg| lsv| fji|