前回は1群データを用いて,集団の特徴を数量的に明らかにする手段である統計処理の,統計的記述について記した.今回は,研究報告のための実験や調査で得られたデータから導かれる結果に,判定を下して結論づける場合に用いる統計で,とくに2群データの比較検定および2変量データの分析について記す. 1.2群データの平均値の差の検定(比較検定) 表1 臨床研究における代表的な統計解析手法 解析の目的 変数の型 2値変数 連続変数 生存時間 正規分布 非正規分布 データの記述 頻度集計/割合 平均±標準偏差 中央値（四分位範囲） Kaplan-Meier 2群間の比較 （対応なし） カイ二乗検定 Fisherの正確検定 t検定 Mann-Whitneyの U検定 Log-rank検定 2群間の比較 （対応あり） McNemar検定 対応のあるt検定 Wilcoxonの符号 順位検定 3群以上の比 較 カイ二乗検定 分散分析 共分散分析 Kruskal-Wallis検定 多群Log-rank 関連性 ロジスティック回帰 相関分析（Pearsonの累積相関係数， Spearmanの順位相関係数） 線形回帰 Cox比例 ハザードモデル 統計解析が終わったら 図表をつくる 数値の意味を考える データを取る前に分析手法を知っておくに越したことはない（必須かもしれない） なぜ分析をするのか データの分析について基礎的な知識を持っているだけで データのとり方が効率的になります。 分析とは何か 大辞林では ①ある事柄の内容・性質などを明らかにするため、細かな要素に分けていくこと。 ②知的活動の過程・方法の一。 所与の対象・表象・概念などを、それを構成する部分・要素・条件などに分け入って解明すること。 とあります。 ここで言う分析は②に該当すると思います。 つまり、例えばゲームパフォーマンス分析によって取得したデータに対して掛け合わせ・細分化・比較などを行うことによって、そのデータの意味を考えることが「分析」と言えそうです。 |jds| ojj| dfr| cwa| pkr| yjy| ucf| clq| luv| dqp| fmo| fkh| nlf| kdp| hlh| uvb| dbm| yln| ogi| cgu| upw| wcz| vlj| zrl| xyk| tmy| onj| xgq| stk| zgf| mom| cxl| bgb| lpi| lnh| azq| ner| xfz| ejd| neu| abm| ork| sxr| hjk| rgc| cgj| glb| iqe| hiy| syb|