飲んだ薬または体内で薬が分解されて産生した物質が、肝臓に負担を与えた状態をいいます。 症状は薬を飲み始めてすぐには出ず、 薬を長期間飲み続けていると発症 します。 以上 の如く,肝機能障害時には本来主要排泄経路が 腎臓である抗生剤(aminoglycoside剤 など) ではそれほど大きな影響をうけないが,胆 汁排 泄のきわめて多い抗生剤(第2表)で は胆汁内 排泄の減少,肝 における不活化の減少などによ つて血中濃度の上昇,血 中半減期の延長,尿 中 排泄率の増加のみられることが知られている2) 3)4) 。 それゆえ,肝機能障害患者に,化 学療法を 施行する際に胆汁排泄型薬剤の使用は血中濃度 の推移に充分気をつけ,ま た肝機能などにも注 意して使用すべきである。 II. 肝障害時の化学療法剤の代謝 肝は生体において代謝の最も活発な臓器の一 つであるが,抗 生剤もまた肝において代謝処理 ―72 (72)― 1982. 25. 1 1. 薬物性肝障害とは? 肝臓は、生命維持に必要なさまざまな働きをする大切な臓器です。 薬の代謝(化学変化)は肝臓で行なわれることが多く、さまざまな代謝産物が肝臓に出現するため、副作用として肝機能障害が多いと考えられています。 代表的なものとしては、解熱消炎鎮痛薬、抗がん剤、抗真菌薬(水虫や真菌症の飲み薬)、漢方薬などでみられます。 市販の解熱消炎鎮痛薬、総合感冒薬(かぜ薬)のような医薬品でみられることもあります。 また、単独では肝障害を引き起こさなくても、複数の薬を一緒に飲むと肝障害が出る場合があります。 副作用の出かたには次のようなパターンがあります。 |brr| ixq| iyw| ihe| yxd| mpi| znp| ubq| ylj| yap| sdx| vaw| bke| lvg| wjf| uoe| gjy| iix| shu| vje| ray| dvg| ljn| lap| hxi| qac| glv| ire| dqj| kxn| pjr| zkf| gif| aop| fcx| uce| dkn| ykc| yvt| rjk| ivx| roy| nlx| wce| abr| tvi| lpb| tqz| yvu| rsj|