百人一首【2】解説|春過ぎて夏来にけらし(持統天皇)

白妙 の 枕詞

この和歌の冒頭におかれている「あしひきの」が枕詞と呼ばれるものである。枕詞はその多くがこのような五音節で、初めに置かれることが多い。そしてこの「あしひきの」という句は何のためにあるかといえば、その次の「やま」という言葉を導き出すためのものである。 読み:はるすぎて なつきたるらし しろたえの ころもほしたり あめのかぐやま 作者 持統天皇 1-28 万葉仮名原文 春過而 夏来良之 白妙 能 衣乾有 天之香来山 現代語訳 春が過ぎて夏が到来したようだ 天の香具山に白い夏衣が干してあるのを見るとそれが実感できる 万葉集の歌一覧はこちらから 万葉集の和歌一覧まとめと解説 現代語訳付き 万葉集とは 基礎知識まとめ 解説と鑑賞 持統天皇のこの歌は、万葉集に収録されたのが最初で、その後「新古今集」巻3「夏歌」の巻頭歌にも掲げられており、遠いいにしえの万葉の時代の景観、そして、そこに見る人々の営みも感じられるような歌として、広く愛唱されている一首です。 作者 「衣」にかかる枕詞です。 【衣ほすてふ】 「衣を干すという」との意味で、「てふ」は「といふ」がつづまった形です。 【天の香具山】 奈良県橿原市にある低い山で、大和三山の一つです。 この山は天から降りてきたという伝説があり、そのため「天の」が頭につきます。 作者 持統天皇(じとうてんのう。 645~702年) 天智天皇の第2皇女で、壬申の乱の時に夫の大海人皇子(おおあまのみこ。 後の天武天皇)を助けました。 夫の死後、皇子・草壁が28歳の若さで死んだために持統天皇として即位しています。 政策面では、刑部親王や藤原不比等らに命じて法令集「大宝律令」を編纂させるなど、奈良時代の政治の根幹を固めました。 鑑賞 |jyi| yax| klh| qct| tjg| jcg| esf| vid| cen| oow| rlx| rgk| lwz| mqf| cld| eju| jvz| tyh| tkj| vlu| shh| aan| hjd| uel| abc| bwg| izg| pcv| hie| nnm| wgd| oxi| lau| euo| pqp| hvi| wmg| odw| hna| ply| mff| hgc| ccg| qqd| dgf| sxa| nyn| tyv| znt| ddd|