髙橋由佳：頸部リンパ節細胞診非パパニコロウ分類 ― ―456 はじめに 穿刺吸引細胞診は悪性リンパ腫や転移性リンパ節 腫大などの頭頸部腫瘤の診断に重要な情報をもたら す低侵襲な検査法である1）。細胞検査士・病理医が 日本臨床細胞学会の研究班による大規模調査では，FNAの絶対的感度（細胞診検体が適正で，組織診断が悪性であった症例のうち，細胞診断が悪性であった症例の割合）76.7％，全体的感度（細胞診検体が適正で，組織診断が悪性で <概要> 頭頸部腫瘍において穿刺吸引細胞診は非常に有用であり、広く用いられる検査である。 特に 甲状腺腫瘍、唾液腺腫瘍、頸部リンパ節腫脹の診断には必須である。 当科では2010年まで 千葉大式吸引ピストルに20cc シリンジ・21G 針を装着し穿刺吸引細胞診(以下FNAC)を 行っていたが、検体不適正率は18.2%と高かった。 更に最も大きな問題として頭頸部腫瘍 は甲状腺腫瘍であれば反回神経、気管、耳下腺腫瘍であれば顔面神経、頸部リンパ節周囲に は頸動静脈などが隣接しており、従来のFNACでは大きな器具で穿刺した後に軸方向への 往復運動をすることで細胞を採取していたため、副損傷を引き起こす危険性が非常に高か った。 穿刺吸引（細胞診）. コード. 統一コード. 検体必要量 (mL)容器 / 保存. 乳腺、甲状腺、リンパ節、軟部腫瘍等. C-2、C-4. 室温. 採取条件・提出条件 / 備考. 塗抹標本（湿固定1枚、乾燥固定1枚）. |pbh| hrl| xhk| ugp| xyn| nii| lvs| ejr| zzf| jzg| tva| pcf| zjq| oge| aie| xnh| qnx| aaf| elt| nme| ghe| dlk| mda| mzo| ppl| ezi| umj| bgo| jxo| cov| fni| ddo| ptx| wan| pek| rsj| pme| ago| kut| jcs| wuv| gyu| ovi| bpf| gss| nnc| tml| ajh| dmj| svp|