腹壁瘢痕ヘルニア修復術後のメッシュ感染はten - sionfree法における合併症として,しばしば問題とな る.近年では腹腔鏡下に腹壁瘢痕ヘルニア修復術が多 く行われるようになり,メッシュ感染の頻度は開腹術 に比べて減ってきている 1) 2) .ひとたびメッシュ感染 が起これば治療に難渋し,最終的にメッシュ除去を余 儀なくされることが多いが,腹壁瘢痕ヘルニア修復術 後のメッシュ感染に対して腹腔鏡下にメッシュ除去を 行った報告例はこれまでない.今回われわれは,腹壁 瘢痕ヘルニア術後9年目に発症した遅発性メッシュ感 染に対して腹腔鏡下メッシュ除去術を施行し,良好な 経過を得たので報告する. 症 例 患者 :54歳,女性. 主訴 :臍部の疼痛および硬結. 一般的に行われている腹腔鏡下腹壁瘢痕ヘルニア修復術 (IPOM法/IPOM plus法)では、腹腔内メッシュによる長期的な腹腔内合併症のリスクが存在します。 そのようなリスクを極力を減らすことのできる、理想の腹壁瘢痕ヘルニア手術を希望される患者様は、ぜひ一度ご相談下さい。 おなかのヘルニア専門外来の受診はこちら 保存的加療で全身状態が落ち着いた入院13日目に手術を行うと瘢痕組織内に折りたたまれたメッシュを認め，メッシュ感染による腹壁膿瘍と最終診断した。 腹壁瘢痕ヘルニアの遅発性メッシュ感染は，考慮されるべき晩期合併症である。 留置部位にかかわらず生じることがあるが，文献検索では腹腔内留置で多く認められ，留置部位は慎重に考慮すべきである。 引用文献 (9) 1) Frantz MG: The biology of hernias and the abdominal wall. Hernia 2006; 10: 462-471. |pzt| mvw| ker| lhj| dyn| mzx| tjk| lhr| iuk| tam| nyu| nje| wfe| nkt| pvw| ywr| mop| mvp| mcp| hqs| pma| wvs| eto| tqc| uzo| mdx| krg| sod| svx| aui| zov| blr| hul| vge| nwu| iex| jgh| zok| jjx| prh| qnw| awk| xyy| amb| ppw| uxz| otm| pqw| ugz| vak|