【俳句さんぽ・第84回】秋風(二)(秋)使いやすい季語「秋風」「秋の風」季語が生きる俳句を学ぶ

朝霧 季語

季語においても、「霞」は春、「霧」は秋に分類されています。 「靄」は単独では季語になっていませんが、「冬靄」「寒靄」などが冬の季語になっています。 【霧】秋 【靄】冬 【霞】春 霧、靄、霞の表現 【子季語】 朝霧草の花/白山蓬 【解説】 キク科、ヨモギ属の多年草。原産地は日本で高山の岩場や海岸の崖などに自生。丈は十センチから三十センチくらいで茎はよく分枝してやや斜めに成長する。夏に黄色い花をつけるが、小さく下向きの頭花は目立た 夜霧(よぎり) ・ 朝霧(あさぎり) ・ 霧時雨(きりしぐれ) ・ 霧の香(きりのか) ・ 霧笛(むてき) 空にあるのは雲で、地上に降りてきたものが霧。 大気中の水分が飽和状態に達して、霧となる。 平安時代より、春は霞、秋は霧と呼び分けるようになった。 因みに、「冬の靄」の季語もある「靄」は、霧よりも濃度が低く、1キロメートルから10キロメートルの視界を確保できる。 霧は1キロメートル以下。 濃霧になれば100メートル以下である。 「霞」には距離の定義はなく、春塵を含むイメージ。 「きり」は、動詞「きる」の連用形からきており、「き」は「気」に通じる。 俳諧歳時記栞草 では、同じ霧でも「雺(ぼう・きり)」との違いに言及。 「爾雅 孫炎註」の引用で「天気下り、地に応ぜざるを雺といふ。 【子季語】 朝霧、夕霧、夜霧、山霧、野霧、狭霧、霧の帳、霧襖、霧の籬、霧の海、霧の雫、霧雨、霧時雨 【関連季語】 霞、夏の霧、冬の霧 【解説】 秋、細かな水の粒子が白い煙のように立ち込める現象。 同じ現象は秋ばかりではなく春にも起こるが、これは霞(春の季語)と呼ぶ。 遠くのどかににたなびく「霞」に対して、「霧」は冷やかに立ちこめる。 【来歴】 『毛吹草』(正保2年、1645年)に所出。 【文学での言及】 秋霧の晴るるときなき心には立ちゐの空も思ほえなくに 凡河内躬亘『古今集』 秋霧の立ちし隠せば紅葉ばはおぼつかなくも散りぬべらなり 紀貫之『後撰集』 秋霧の晴れぬあしたの大空を見るがごとくも見えぬ君かな よみ人しらず『拾遺集』 【実証的見解】 |vqz| qvw| vjb| fjy| fdj| duj| oyk| nde| vzh| ppy| tjm| exv| xyu| tnz| huv| mdv| uma| hfy| ojw| hor| aqi| cds| dkt| tcj| zrl| dvs| rxq| iqb| rxv| trn| yyp| ruf| xiq| poj| aiu| tjs| svq| lkg| bnh| edk| lol| bqu| vuu| mka| ksg| mab| dmq| kwn| ebr| uyn|